SS部屋

    二次SS&感想置き場です

    プロフィール

    夏風

    Author:夏風
    拍手&一言連絡はこちら→_旦~~

    pixivリンク先はこちら


    土竜穴から引越しました☆

    SS用拍手(ジャンル別)

    コメントは任意&非公開です☆

    ブロとも申請フォーム

    カウンター

    スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    アンチスコア(プロローグ)


    ND1989

    ユリアの遺志を継ぐ者、ホドに誕生す
    名を栄光を掴む者と称す
    彼はオールドラントに時代の終末をもたらすだろう


    ND2018
    栄光を掴む者の死をもってローレライは解放され、
    ユリアの譜石は其の力を失うだろう







     フェンデ家の屋敷の近くには、樹々の生い茂る小高い丘があった。

     その緑に溢れた丘の森は、いつきても生命力に溢れた、どこか畏れすら感じさせる特別な空間だった。
     第七音素が濃い場所ゆえにらしい。
     深い木立ちに隠された丘の中ほどの岩壁には、扉を思わせる不思議な文様が刻まれていた。おそらくは、誰も足を踏み入れないように心理的な結界が施されていたに違いない。僕にしてもこの丘には時折りきていたが、父上に連れられて来なければ、この扉の存在に気づくことは永久になかったろうと思う。

    「この扉は咒で封じられている。これから私が封印を解いてみせるから、その手順をよく見て覚えておくのだ」

     譜歌を口ずさみながら、父上が両手をかざす、と。
     何もなかったかのように、文様があった壁にぽっかり穴が開いた。父上の後ろから覗き込めば、暗闇の向こう、遠くの壁が、うっすらと淡く燐光が発しているのがみえた。
     ──いったいこの穴はどこまで続いているのだろう。

    「来なさい、ヴァンデスデルカ」

     父上の顔は、毅然としていながら、疲れたようにどこか哀しげだった。
     僕がその表情の理由を知ったのは、この奥に眠る譜石に刻まれた預言を知った後のことだ。




    スポンサーサイト

    コメント

    コメントの投稿








     ブログ管理者以外には秘密にする
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。