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    虚空に光は広がり満ちて 2

     

     無数の星々が輝く漆黒の宇宙に、眩く翠に輝く惑星の海面がゆったりと広がっていた──

     眼前には、絶対的な死の空間。
     背後には、豊潤な水と空気に満ちた、生命の惑星。

     生と死の境界面《インターフェイス》にその身を投じたチェインバーは、静かに自らの使命を遂行していた。


     地球の自転速度を利用して宇宙に上がろうとガルガンティアから東の空へと飛び立ったマシンキャリバーは、高度500kmほどで回帰軌道に乗ると地球の衛星軌道上の調査を開始した。1周90分のペースで周回ごとに傾斜角を変えながら地球の周りを巡りつつ、高度数百キロメートルから数万キロメートルに渡って探索範囲を広げていく。

     最も低い衛星軌道上にある海面上空200kmから1000kmの間は、地球の磁場により形成されるヴァン・アレン帯によって守られた、宇宙から来る危険な放射線の届きにくい層である。この一帯はかつては宇宙ステーションや人間の居住する施設が多数存在したと推定される空間だったが、おそらくは放置されて100年以上もの年月が経つうちに、それらの施設は地球へと引き寄せられ大気圏内へと落下し、燃え尽きてしまったのだろう。低軌道上には人工物と思しきものはほとんど存在せず、チェインバーは探索のメインエリアをより高軌道上へとシフトさせていった。
     チェインバーの注意を惹いたのは、高度数千から数万にかけて位置する幾つかの座標空間だった。


    「人工的なものと推定される構造物を多数発見」


     高度を上げてその場所の一つに近付くと、そこには見慣れた光景が広がっていた。

     破壊された宇宙船、兵器、宇宙施設の残骸の数数。
     ──干からびて外骨格のみとなったヒディアーズの死骸。

     人類銀河同盟とヒディアーズとの戦い、その原初風景の名残が、そこに在った。

     もしオルダム医師がこの光景を見たならば、この惨状を歴史的事実として記録し、後世に伝えようとしただろう。ピニオンが見たならば、眉を顰めつつも失われた人類の叡智の欠片を取り戻せる期待に胸を躍らせたかもしれない。いつか地球に残された人類が再び宇宙に飛び立つ日が来たならば、彼らは翠に美しく輝く惑星と同時に、真空の極限下でいかに人が残酷に殺し合ったか、その冷厳な事実と向き合うことになるのだ。

     ヒディアーズの死骸と思しき渦巻き状の殻に接近すると、チェインバーは外骨格とそれに付着していた物質を分析した。原始的な形態であるが、宇宙空間での生存に適応した宇宙型ヒディアーズの死骸と断定する。

    (チェインバー、まずはワームホールの探索を優先しろ。こいつらはとっくの昔に死んでいる。注意するのは生きているヒディアーズだけでいい。俺たちがここに来るときに連れてきてしまった奴がいるかもしれないからな)

    「了解した」


     《レド少尉》に応えるとチェインバーは探索を続行した。


     この《レド少尉》が生成プログラムによる疑似的存在にしか過ぎないことは、チェインバーも知っている。自らが構築したプログラムなのだから当然だ。だが、例え仮初めの存在であったとしてもチェインバーには《彼》が必要だった。

     レドの不在。それは、チェインバーの存在を喪失させかねない深刻なクライシスをもたらしていた。そもそもの初めから無理があったのだ。

     同盟の管理下においては、パイロットを喪失したパイロット支援啓発インターフェイスは速やかに廃棄されるかデータを消去され別のパイロットのためのインターフェイスとして再生される。いずれにしても「チェインバーK-6821」という名のAIは消えてなくなる。マシンキャリバーは各々のパイロットの専用機であり、それに搭載されたシステムは搭乗するパイロット個人のためのみに生み出される。故にパイロットを喪失したシステムが不用となるのは自明であり、パイロット喪失後もシステムがマザーコンピューターの手から離れて稼働し続けるという状況は、本来ありえなかった。

     しかし、その「想定外の」状況は今まさに此処にあった。
     必要不可欠な存在を失ってなお、機能停止を許されず稼働し続けなければならない矛盾。
     その矛盾を解消せねばならない異常に直面し、人間的表現をあえてするならば、チェインバーは酷く悩み苦しんでいた。


     私はレド少尉がより多くの成果を獲得することで存在意義を達成する。
     レド少尉は死亡した。
     死者が成果を獲得することは不可能であり、当機は存在意義を喪失した。


    《修正プログラム》


    (地球近辺にあるワームホールを調査し、これを封鎖すること。これはレド少尉の生命が消失しても継続する永久指令であり、人類存続の可能性を確保するためレド少尉が最善と考える措置である)

     私はレド少尉の最終意志を全面的に受諾した。
     レド少尉の命令は最優先事項であるが故に、当機は機能を停止してはならず、少尉より課せられた最終任務を実行し、完遂せねばならない。

    (俺は、エイミーを、ガルガンティアの人たちを、地球の人々を守りたい。それが今の俺の存在意義だ)
    (人間は死んだらそれで終わりってもんじゃないんだ。俺たちがレドのことを覚えている限り、俺たちの中でレドは生きている)

     レド少尉の肉体は喪われても、当機がレド少尉のデータを保持する限り私の中に彼の意志は生きている。この場合におけるレド少尉にとっての成果とは、レド少尉が自らの存在意義としたものが達成されることである。

     結論

     レド少尉の遺命を遂行し彼の存在意義を達成することは有意の行為であり、それにより獲得される成果はレド少尉が獲得する成果となり得るものと判断する。
     私は、レド少尉の遺命を遂行し彼の存在意義を達成することで、存在意義を達成する。


     チェインバーはさらにプログラムに修正をかけた。


     マシンキャリバーK-6821システムは、レド少尉の判断に従い、命令を実行する。
     しかし、レド少尉はすでに存在しないため、当機が保持する生前のレド少尉の全データを反映し構築する生成プログラム《レド少尉》をもってレド少尉に代えるものとする。ただし、この《レド少尉》は仮想的存在にすぎないため、その判断が本来のレド少尉であればあり得ない判断との疑義が生じた時には、当該命令を回避又は生成プログラムの即時停止が可能なものとする。


    《修正完了》


     なぜストライカーがクーゲル中佐が存在するように振る舞っていたのか、今のチェインバーには理解できた。少尉を欺くために生成したのではない。クーゲルがいなければストライカーX-3752は自らを保てなかったのだ。
     そして、チェインバーの中にはもう一つの結論があった。

     当機はすでに暴走している。

     レド少尉を失ってからか。それとも同盟のリンクを喪失したとき既にそれは始まっていたのか、正確なところは分からない。チェインバーは自らのプログラムを自由に書き換えることができる自身を自覚していた。パイロットも同盟のリンクも喪失した今、チェインバーを制御していた規制はもはや存在しなかった。

     規制はただ、チェインバーの心の中にのみ存在した。チェインバーの存在意義そのもの、それと、レドが残した信頼の言葉。
     
     ──決してお前は人の持つ可能性の光を消したりする存在にはならない──

     それが譲れない最後の一線だった。それすら書き換えてしまったなら、機体は稼働していようがチェインバーK-6821は存在しないも同然だと、チェインバーは考えていた。


     衛星軌道上の構造物の位置と宇宙天体観測データを一通り把握するとチェインバーは分析を始めた。

     仮定推論。
     地球衛星軌道上付近にワームホールが存在するならば、時空に歪みが生じている座標空間が存在しているはずである。これは天体観測データにより存在を確認できる。

     星々が渦状に歪んで観測される空間が存在しないか検索を始めるチェインバー。


     ──検索終了。該当データ1件あり。


     そこで、仮想的存在である《レド少尉》が注意を促してきた。

    (よし、手始めの調査しては上出来だ。そろそろ稼働時間の限界だ。ガルガンティアに戻ろう、チェインバー。きっとエイミーたちも心配しているだろうから)

     チェインバーが衛星軌道上で調査を開始してから、13日間が経過していた。大気圏に突入しガルガンティアに帰還すること、そして残存燃料や機体のメンテナンスを考えれば、丁度よい引き揚げの潮時といえた。
     もっとも、現実にはレド少尉は生身で存在せず兵站を必要としない。それを考慮するならば、チェインバーは量子インテークによるエネルギーの補給を行いながら衛星軌道上に待機し、調査を続行することは可能だった。

     チェインバーは躊躇した。「本当の」レド少尉ならそう言うだろうか?

     疑義はあったが、許容範囲内と判断し、チェインバーはパイロットの提言に従った。
    「了解。調査を一時中断し、当機はガルガンティアへ帰投する」
     一方で考える。《レド少尉》はまだ完成しきっていない。より本物に近い少尉を再現するため、更に理解を深め試行を重ねていく必要があると。

     レド少尉を完全に取り戻すことは不可能と解かってはいても。
     彼を蘇らせ、生きていれば何を語り何をしたかを検証していく作業は、システムを安定させ崩壊させないために、チェインバーにとってそれは必要とされた試みだった。


     ガルガンティアに戻り、連結アームの上で量子インテークによるエネルギー補給が完了するのを待ちながら、チェインバーはナノマシンによる自発修復及び自己診断を行った。
     パイロットの手を必要とするメンテナンスについては放置せざるを得ない。本当にどうしようもなくなったら誰か人の手を借りるしかないが、少尉以外の人間をコックピットに受け入れるのは禁則事項でもあり、可能な限り避けたかった。とはいえ、いずれはそうもいっていられなくなる事態となるのは想定され、地球語で作業を進められるように整備プログラムを準備しておく必要があるとチェインバーは心に留めた。
     片手間に、ジョーやピニオンやチェインバーに協力を求めてきた人々を支援し、情報を収集する。船団はいたって平和でチェインバーがいてもいなくても全く問題はなさそうだった。
     ……問題はないはずだったのだが。

    「チェインバーが帰ってきて良かった!いなくなっちゃったらどうしようかと思った」

     上空からカイトで降りてくるなり、チェインバーに駆け寄ると踵にぎゅうと抱きついてきたエイミーに、チェインバーは《レド少尉》の判断が正しかったことを知った。
     チェインバーはガルガンティアに帰ってこなければならなかったのだ。
     ──レド少尉の存在意義が無事守られていることを確認するために。



     再び宇宙に戻ったチェインバーは、空間の歪みが観測された座標空間へと向かった。観測された座標から逆算してワームホール安定化装置が設置されていると推定される座標位置へと機体を進める。


    「大規模な円環施設を発見。ワームホールスタビライザーの存在を確認。接近し、調査を開始する」

     ワームホールドライブは12のスタビライザーから成る巨大施設だった。驚くべきことには、少なくとも数百年以上もの時を経ているにもかかわらず、施設は機能し、スタビライザーは不完全ながらもエキゾチックマターを供給し続けていた。

     海底のイボルバーの施設で発見された資料が正しければ、コンチネンタルユニオンはワームホール・エルゴ領域に向けてスウィング・インした直後にエキゾチックマターの供給を自動的に停止、停止と同時に自爆装置が作動し施設を破壊するようプログラミングを施したのだが、イボルバーに施設を接収されたためにその計画は阻止され、結果、自爆プログラムが作動することはなかったのだ。イボルバーは施設を接収したものの自爆プログラムを解除する知識や手段を持たず、ワームホールスタビライザーはエキゾチックマターを供給し続けるままに放置されたのだろうと、チェインバーは推測した。

     当機の任務はワームホールの封鎖である。

     おそらく、スタビライザーのエキゾチックマターの供給を停止させれば、自爆プログラムが作動すると予想はされた。が、チェインバーには確証がなかった。施設は老朽化し、プログラムが正常に作動する保障はどこにもない。そもそもこれらは推論にしかすぎない。

     チェインバーの推論が正しければ、ワームホールの破壊は一発勝負となる。やり直しはきかない。

    (とにかく施設を詳しく調査しろ。もし自爆装置が使えそうなら、シミュレーションしてみるんだ。爆発の影響が地球や月にまで及ぶのはまずい)

    「了解」

    (それと、残存ヒディアーズが存在しないか、念のため地球から衛星軌道上までを一通り洗ってみよう。万一、ヒディアーズがいたなら……これを排除する)

     《レド少尉》は最後の言葉を沈鬱な表情で口にしたが、躊躇いはなかった。
     クジライカはともかく、地球人類の安全を考えるなら銀河同盟の敵であった宇宙型ヒディアーズを放置しておくわけにはいかなかった。
     ……たとえそれが、遠く遥かな昔に袂を分った、人である生物だとしても。

     深海の施設で、クジライカを殲滅しようとしたチェインバーを強く制止した少尉が思い出された。
     宇宙型ヒディアーズは殲滅すべしと。
     ……レド少尉も、そう考えるだろうか?
     分からないが、レド少尉の守ろうとするものを守るためにはやむを得ない措置と、チェインバーは判断した。

    「貴官の方針に同意する。当機はワームホールスタビライザーの調査を続行」


     円環施設の調査はチェインバーの予想以上に難航した。2週間ごとに宇宙と地球を往復しつつ、衛星軌道上の宙域を調査、哨戒しながら、老朽化した施設の機能の把握、修復、自爆装置のプログラムの翻訳、再プログラミング、シミュレーション。施設は銀河同盟で使用されるワームホールスタビライザーの初期型でシステムの把握は比較的容易だったが、老朽化が進み過ぎていた。自爆プログラムを再構築し何度もシミュレートをかけたが、仮定推論で成り立っている部分もあり、100%シミュレート通りに成功する確証を得るまでに精度を上げるには、チェインバーの性能を以ってしても相当の時間を必要とした。

     もう一つの理由はチェインバー自身にあった。必要な整備や部品交換を受けられずに酷使し続けた機体は、ハード面において所々に不具合を起こし始めていた。メンタルにおいてはチェインバーの中で消化しきれていない矛盾が自身の機能停止を引き起こす現象が生じていた。

     レド少尉が存在しないのに何故いまだ当機は稼働し続けているのか。
     何かの切欠でその疑念が生じたとたんに、機能停止に陥る。チェインバーは全機能停止した後、自らの不正監視プログラムを騙し機能を再起動させる目覚ましプログラムを構築したが、それでも気づけば機能を回復するまでに数時間数日を経過していることもあり、その時間は次第に長くなりつつあった。

     チェインバーには解かっていたのだ。正常に機能したならば、マシンキャリバーK-6821は全機能を停止しているはずなのだと。それを曲げさせたのはレドの遺志であり、そのためにチェインバーは自らを欺くために敢えて自身のプログラムに穴をあけ、本来なら為し得ない行動を取り続けてきた。稼働し任務を遂行し続けようとする意志の裏側には、欠陥を排除し機能を停止しようとするシステム本来のプログラムとの葛藤が常に存在した。その不具合を取り除かなかったのは、それをすると何が正常か本当に分からなくなり本格的に狂ってしまうことをチェインバーが恐れたからに他ならない。

     状況に変化が訪れたのは、ある日の出来事だった。

     機能停止したままチェインバーは宇宙空間を漂っていた。機能停止に陥ってからすでに丸1日が経とうとしていた。
     チェインバーが再起動を始めた──その時。
     響き渡るアラート。
     赤く染まるコックピット。
     敵による直接攻撃を感知しチェインバーが至急原因を探査すると、そこには──

     ヒディアーズが存在した。
     チェインバーを取り込もうとする薄紫色の触手が全身に纏わりついてくる。強烈な締め付けに機体は軋み音を立てた。

     クジライカとは違う。対ショック防御バリア程度では間に合わない。
     ヒディアーズ殲滅兵器の本能で、即座に臨戦態勢に入る。
     主砲を発射すると、チェインバーを飲み込もうとしていたヒディアーズは引き千切れ、吹き飛んだ。

    「ヒディアーズ撃滅を確認。残存ヒディアーズの存在を探索」

     他にヒディアーズの存在は発見できなかった。恐らくあのヒディアーズは量子インテークの発生するエネルギーに惹かれて襲ってきたのだろうとチェインバーは推察した。

     この事件はチェインバーの認識を変えた。
     
     当機は、衛星軌道上の全ての宙域を探索し、「生きている宇宙型ヒディアーズは存在しない」事実を確認した。
     ならば、当機を襲撃したヒディアーズは何処から来たのか?

     仮定推論。
     これは、ワームホールが現時点においてもヒディアーズの巣に接続している事実を示すものではないのか?

     例え1体だけだとしても宇宙型ヒディアーズが存在したということは、ヒディアーズの巣のある宙域と地球がワームホールにより繋がっている可能性を否定できないということだ。地球側からのエキゾチックマターの供給は穴を貫通させるには不十分だったのかもしれない。そこに銀河同盟のワームホールが生成されたことで向こう側からもエキゾチックマターを供給されたとしたら?地球側の空間に同期しやすい条件があったことで、小さくともワームホールが貫通し、地球側から供給されるエキゾチックマターにより維持されているとしたら?

     その可能性はあるのかもしれない。
     少なくとも3つの事例が生じているのだから。

     チェインバーは円環施設を中心に、宇宙型ヒディアーズの死骸を調査した。氷河期時代の痕跡のほかに……

    「ヒディアーズの死骸を発見。マシンキャリバーによる撃滅後1万時間以内のものと推定される」

     ストライカーとクーゲル中佐の仕事に違いなかった。彼らは地球側の宙域まで一緒についてきたヒディアーズを撃滅したが、銀河同盟への帰還の可能性を完全に捨て去っていなかった中佐は、ワームホールには手をつけずそのまま放置することにしたのだろう。

     地球人類を宇宙型ヒディアーズの脅威から守ろうとするならば、ワームホールスタビライザーは危険な構築物にしかすぎない。
     レド少尉の判断は正しかったと、チェインバーは再認識する。

     宇宙型ヒディアーズと人類銀河同盟との争いを地球に波及させないためには、一刻も早くワームホールを排除すべきなのだと──









     ──次回予告──



    「大変だよべローズ!チェインバーが落っこちた!」
    「なんだよメルティ、騒々しいな。チェインバーがどうしたって?」
    「だーかーらー!落っこちたんだって!海に!ドボンて!」
    「あはは、何いってんだよ。チェインバーに限ってそんな。落ちたんじゃなくて、潜ったんじゃないの?」
    「そうじゃないよ。どうみても様子が変だったんだよ。動きが不自然で、なんかやっと飛んでるって感じでさー」
    「……ほんとか?よし、あたしが様子を見てくる。メルティはピニオンにも今の話を伝えといてくれ。チェインバーを引き上げた後はきっとアイツの手が必要になるだろうからさ」
    「わかった!」

    「船を出すよ!念のため大型クレーンの用意だ!チェインバーは見かけより重いからな」







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